見えない私が日々の生活で快適に使っているイヤホンを紹介します。以前はPanasonicの有線イヤホン1種類でほぼすべてに対応できていましたが、デバイスの進化や私の使用環境の変化により、複数のイヤホンを使い分けるようになりました。現在は次の6種類のイヤホンを所持しています。
- Panasonic ステレオインサイドホン RP-HJE150
- EarPods(USB-C)
- EarPods(Lightningコネクタ)
- Sony ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット MDR-EX31BN
- Sony ワイヤレスステレオヘッドセット WI-C100
- Sony ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット LinkBuds Fit
※このページにはプロモーションが含まれています。
目次
有線イヤホン
全盲の視覚障害者なので、パソコンやタブレット、スマホを音声で操作しています。有線イヤホンはその音声が遅延しないという点で安心です。使用するデバイスごとに次の3つを用意しています。
- デスクトップパソコンのために:Panasonic RP-HJE150
- iPadのために:EarPods(USB-C)
- iPhoneのために:EarPods(Lightningコネクタ)
Panasonic ステレオインサイドホン RP-HJE150
Panasonicの「ステレオインサイドホン RP-HJE150」は、デスクトップパソコンのいわゆるイヤホンジャックに接続して使っています。
- 接続端子:ステレオミニプラグ(直径3.5mm)
- イヤホン形状:カナル型
- 付属イヤピース:XS・S・M
- コードの左右分岐:Y字
- リモートコントロール:なし
- ノイズキャンセリング:なし
- 発売日:2008年10月15日
- 購入日:断線するごとに買い替え
↓ たくさん使ってきました!
Panasonic ステレオインサイドホン RP-HJE150
Panasonicの「RP-HJE150」は1,000円くらいで売られていて、断線しても消耗品として受け止められる価格です。合成音声によるテキスト読み上げを聴くために使っており、その用途においては十分な音質だと感じています。
私の耳には付属のイヤピースが小さいので、Sonyの「ハイブリッドイヤーピース(EP-EX11)」のLLサイズに交換して使っています。メーカーは違うのですが問題なく使えています。
EarPods(USB-C)
Appleの「EarPods(USB-C)」は、私のメインマシンである「iPad mini(A17 Pro)」のために用意しています。ワイヤレスイヤホンの充電切れの備えです。
- 接続端子:USB-C
- イヤホン形状:インイヤー型
- コードの左右分岐:Y字
- リモートコントロール:右側(左右分岐後)
- ノイズキャンセリング:なし
- 購入日:2025年春
↓ すごくいい音!USB-Cです♪
Appleの「EarPods」は「L」と「R」の左右の表示が見えないとわからないので、リモートコントロールが右耳側であることを覚えておくと素早く装着できます。
イヤホン形状はカナル型と比較すると耳からポロっととれそうなのですが、圧迫感がなく長時間使用しても快適です。インイヤー型が苦手だけどEarPodsの音質が好みという場合は、エレコムからカナル型にするためのイヤホンカバーが発売されているので、試してみるといいかもしれません。
↓ 私も使っています!耳へのおさまりが抜群にいい♪
EarPods(Lightningコネクタ)
Appleの「EarPods(Lightningコネクタ)」は、iPhone購入時の付属品として入手したもので外出時などに使用しています。
- 接続端子:Lightning
- イヤホン形状:インイヤー型
- コードの左右分岐:Y字
- リモートコントロール:右側(左右分岐後)
- ノイズキャンセリング:なし
- 購入日:2020年春
↓ すごくいい音!Lightningコネクタです♪
この「EarPods(Lightningコネクタ)」と、一つ前に紹介した「EarPods(USB-C)」は、接続端子が違うだけです。特徴は同じなので一つ前のコメントをご覧ください。
私は、iPhoneがLightningでiPadがUSB-Cなので、2つの有線イヤホンを同時に持つことがあります。接続端子の違いだけだと識別が難しいので、一方のイヤホンにエレコムのイヤホンカバーをつけて識別の要素を増やしています。
左右一体型ワイヤレスイヤホン
完全ワイヤレスイヤホンを使うことにはあこがれるけれど、かつての私は落としてしまう不安がありました。なので、耳から外れてもなくさずに済みそうな左右一体型のワイヤレスイヤホンから挑戦することにして、現在は次の2つを所持しています。
- ノイキャンあり:Sony MDR-EX31BN(生産完了)
- ノイキャンなし:Sony WI-C100
Sony ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット MDR-EX31BN
Sonyの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット MDR-EX31BN」は、おもにiPadに接続して使っています。すでに生産が完了している製品です。
- イヤホン形状:カナル型
- 付属イヤピース:ハイブリッドイヤーピースS・M・L
- コードの左右分岐:U字
- リモートコントロール:先端(左右分岐前・クリップ付き)
- ノイズキャンセリング:あり
- 充電時間:約2.5時間
- 電池持続時間:最大10.5時間
- 発売日:2013年10月(生産完了)
- 購入日:2018年
Sonyの「MDR-EX31BN」にはノイズキャンセリング機能がついています。現在生産されているSonyの左右一体型ワイヤレスイヤホンにはノイズキャンセリング機能がついているものがないようで、個人的には残念に思っています。
リモコン部分にクリップがついているところが気に入っています。見えないと所定の場所にものが固定されているほうが便利なことがあります。イヤホンの場合、コードをたどってリモコン部分を探すと、リモコンにたどり着く前にイヤホンが耳から外れてしまうことがあります。このイヤホンはその心配がなくて便利です。
Sony ワイヤレスステレオヘッドセット WI-C100
Sonyの「ワイヤレスステレオヘッドセット WI-C100」は、おもにiPadに接続して使っています。
- イヤホン形状:カナル型
- 付属イヤピース:SS・M・LL
- コードの左右分岐:なし(直線)
- リモートコントロール:左側
- ノイズキャンセリング:なし
- 充電時間:約3時間
- 電池持続時間:最大25時間
- 発売日:2022年6月
- 購入日:2025年春
↓ とっても軽い!音声案内が親切です♪
Sonyの「WI-C100」は、重量が20グラムでとにかく軽いです。電池の持続時間も25時間と長く、充電切れの心配がほとんどありません。マイクの感度も良好で、静かな場所で仕事をするときにはぴったりのイヤホンだと思います。
左側に凸点がついているので、見えなくても左右の識別ができます。さらに、イヤホンそのものの音声案内が丁寧で助かります。電源が入ったことや切れることの案内に加えて、バッテリーの具合やBluetoothの接続の様子も言葉で案内してくれます。
完全ワイヤレスイヤホン
落とす不安があって避けていた完全ワイヤレスイヤホンを使い始めました。どのメーカーでもよかったのですが、左右一体型のイヤホンをSonyのものにしていたのでまずはSonyの製品を試してみることにしました。
Sony ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット LinkBuds Fit
Sonyの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット LinkBuds Fit」は、おもにiPadに接続して使っています。ちゃんと耳に収まってくれて、思ったよりも落とす心配はなさそうです。
- イヤホン形状:カナル型
- 付属イヤピース:SS・S・M・L
- リモートコントロール:あり
- ノイズキャンセリング:あり
- 充電時間:約3時間
- 電池持続時間:最大8時間
- 発売日:2024年11月15日
- 購入日:2025年春
Sonyの「LinkBuds Fit」には、左耳側のイヤホンに凸点がついているので、見えなくても左右の識別が可能です。
操作も大きな問題なくできます。左耳のイヤホンを2回トントンとするとノイズキャンセリングと外音取り込み機能が切り替わります。右側のイヤホンを2回トントンとすると音声の再生と停止ができます。ボリュームの調整は左右のイヤホンを連打して行います。
接続するデバイスに「Sound Connect」というアプリをインストールすると、音質や操作の細かい設定ができます。アプリからはイヤホン本体とケースの充電量も知ることができて助かっています。
↓ 私はホワイト!新色のピンクもかわいい♪
おわりに
全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’が使っているイヤホンの紹介でした。
私のメインマシンである「iPad mini(A17 Pro)」にいわゆるイヤホンジャックがないことからイヤホンの見直しをすることになりました。ついでに完全ワイヤレスイヤホンに挑戦し、さらにノイズキャンセリング機能でそろそろ耳をいたわろうなどという考えも浮かび、いろいろと試してみた次第です。
完全ワイヤレスイヤホンは思っていたよりも落としそうにないこと、イヤホンにより音質は結構違うものだということがわかりました。そして、ワイヤレスでもテキストの読み上げがそれほど遅延しなくなっていることにも気づき、おおむねよい結果となりました。
▽ あわせて読みたい ▽
おわりっ!