全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’です。
見える夫との仏像をめぐる旅第1弾は、奈良の明日香と斑鳩の里です。飛鳥時代につくられたであろう仏像に、ぎゅっとまとめていっぺんにお会いしようという試み。2泊3日の旅程を紹介します。
▼ 訪問先リスト ▼
- 飛鳥寺
- 飛鳥資料館
- 山田寺跡
- 興福寺:国宝館
- 法隆寺:五重塔・金堂・大宝蔵院・百済観音堂・夢殿
- 中宮寺
- 法輪寺
- 法起寺
- 広隆寺
- 京都国立博物館(親鸞聖人生誕850年特別展)
目次
「明日香・斑鳩の旅」の旅程
私たち夫婦が実際におこなった2泊3日の旅程です。3日目はおまけなので、2日目までの1泊2日のコースでも十分に意味のある旅になると思います。
【1日目】明日香・奈良
仏教伝来からスタート。飛鳥寺の飛鳥大仏、飛鳥資料館の山田寺の遺構、山田寺跡をおとずれたあとで興福寺の国法館で山田寺の本尊だった仏頭を拝観するコースです。
\10時スタート!/
京都駅
↓近鉄特急(55分)
橿原神宮前駅
橿原神宮前駅東口停留所
↓赤かめバス(20分)
飛鳥大仏停留所
●飛鳥寺(40分)
↓徒歩(20分)
●飛鳥資料館(50分)
↓徒歩(10分)
●山田寺跡(30分)
↓徒歩(15分)
飛鳥資料館西停留所
↓赤かめバス(20分)
橿原神宮前駅東口停留所
橿原神宮前駅
↓近鉄橿原線(35分)
大和西大寺駅
↓近鉄奈良線(10分)
近鉄奈良駅
↓徒歩(15分)
●興福寺
○国宝館(20分)
↓徒歩(15分)
近鉄奈良駅
\17時ゴール!/
▽ 一言メモ ▽
1日目は京都駅を10時にスタート、近鉄奈良駅に17時にゴールです。
行きの近鉄特急に駅弁を持ち込んだのが正解。ランチ分の時間が節約できました。飛鳥大仏を拝み、飛鳥資料館→山田寺跡→興福寺の国宝館の仏頭と、山田寺関連をつなげて見られるこのコースは個人的におすすめです。国宝館に寄れなかったとしても、飛鳥資料館で仏塔のレプリカには会えますよ。
【2日目】斑鳩の里
前日の飛鳥大仏の記憶が新しいうちに法隆寺の釈迦三尊像を拝観するコース。たっぷりと時間を確保して、中宮寺、法輪寺、法起寺の順に斑鳩の里をハイキングします。
\8時スタート!/
JR奈良駅
↓関西本線快速(10分)
法隆寺駅
↓徒歩(25分)
●法隆寺
○五重塔(15分)
○金堂(45分)
○大宝蔵院・百済観音堂(30分)
○夢殿(15分)
●中宮寺(20分)
↓徒歩(25分)
●法輪寺(30分)
↓徒歩(10分)
●法起寺(15分)
法起寺前停留所
↓奈良交通バス(15分)
法隆寺前停留所
↓徒歩(25分)
法隆寺駅
↓関西本線快速(10分)
JR奈良駅
\14時ゴール!/
▽ 一言メモ ▽
2日目はJR奈良駅を8時にスタート、同じくJR奈良駅に14時にゴールです。
修学旅行生も旅行客もまばらな朝の法隆寺は厳粛なたたずまい。実に丹念に仏さまを拝むことができました。後半は元気いっぱいに斑鳩の里をハイキング。バスがめったに来ないうえにタクシーも来てくれないというなかなかのさびれ具合でしたが、時間はたっぷりあったので楽しく歩きました。
【3日目】太秦・京都
奈良だけだと地味ではないかという個人的な理由で京都もプラス。飛鳥時代に合わせて広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像をセレクトしました。京都国立博物館で開催していた親鸞の特別展も鑑賞します。
\9時スタート!/
京都駅前バスのりば
↓京都バス(35分)
太秦広隆寺前停留所
●広隆寺(40分)
太秦広隆寺前停留所
↓京都バス(35分)
烏丸七条停留所
↓徒歩(30分)
●京都国立博物館
○親鸞聖人生誕850年特別展(90分)
↓徒歩(30分)
京都駅
\15時ゴール!/
▽ 一言メモ ▽
3日目は京都駅を9時にスタート、同じく京都駅に15時にゴールです。
弥勒菩薩半跏思惟像にお会いするためにバスで太秦方面に北上。車中で京都の地理を学びました。さらに烏丸通りから京都国立博物館まで徒歩で東西を移動。これは、東本願寺から三十三間堂まで歩く運びです。点だった京都のまちがほんの少し線や面になりました。
訪問先の公式サイト一覧
- 飛鳥資料館|公式サイト
- 法相宗大本山 興福寺
- 聖徳宗総本山 法隆寺
- 聖徳宗 中宮寺 公式ホームページ
- 法輪寺公式 – 奈良 斑鳩 法輪寺
- 法起寺 | 聖徳宗総本山 法隆寺
- 広隆寺|【京都市公式】京都観光Navi
- 京都国立博物館
おわりに
見える夫との仏像をめぐる旅第1弾、「明日香・斑鳩の旅」の旅程でした。
3日間とも、歩数は一日1万5,000歩くらい。坂道や山道を想像していましたが、道中の勾配はほとんどありませんでした。特に、橿原神宮前駅の構内やJR法隆寺駅から法隆寺までの道のりは平らで、見えない私には大変にありがたかったです。だけど、法隆寺内の砂利は相当な量なので、足を取られてもくじけない靴で挑むべし。
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