全盲がつくる料理の基本!一番簡単朝ごはん

全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’です。

朝ごはんが大好きです。いつもいっしょで大したものを食べていないのに毎日おいしい。

ふだんは見える夫が用意してくれるという恵まれた環境で生きています。でもときどき夫がいない。夫が出張でお留守番の朝は、しょうがないから自分でつくります。

そんなある日の朝ごはんを紹介。見えない私の食材の扱い方や道具の使い方が伝わるんじゃないかと思います。

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朝ごはんのメニューと道具

ある日というか、いつもの私の朝ごはんを例に手順を説明していきます。まずはいつものメニューから。

  • トースト
  • ゆで卵
  • フルーツヨーグルト
  • コーヒー
  • ※サイドメニュー

これらをつくるために次のような道具を使います。

  • ガステーブル
  • ステンレスの小鍋
  • コーヒーメーカー
  • オーブントースター
  • 包丁
  • 計量スプーン

簡単朝ごはんのつくり方

手順にそって見ていきましょう。作業に必要な道具はそのタイミングで紹介します。

手順1:小鍋を火にかける

ゆで卵をつくるために小鍋に水を入れて火にかけます。

ガステーブル

リンナイのガステーブルを使っています。視覚障害者用ではなく一般用のガステーブルです。

押し込むタイプのスイッチ。オンのときは押し込まれたままになりますので、スイッチにふれればオン/オフの別がわかります。オンは炎の熱で着火を確認、スイッチにふれるのはオフの確認のときが多いです。

ステンレスの小鍋

朝ごはんの準備に大活躍の小鍋です。

タケコシ ミルクパン 800cc

五徳の上で安定しにくいほど小さいのですが、朝ごはんのちょっとした調理には便利です。今回はゆで卵づくりに使います。あっという間に湯が沸きますよ。

手順2:コーヒーメーカーの準備をする

鍋を火にかけたらコーヒーメーカーの準備をします。

コーヒーメーカー

安くて扱いやすくて文句なしのコーヒーメーカーです。

象印 コーヒーメーカー EC-GB40

ドリッパーにペーパーフィルターを敷いてコーヒー豆を入れます。

コーヒー豆は購入時にお店で挽いてもらっています。以前はミルつきのコーヒーメーカーを使って自宅で挽いていました。でも、作業工程のどこかでコーヒー豆をこぼしていたようなのでやめました。これで、ドリッパーにコーヒー豆を入れるときだけ集中すればよくなりました。めでたしめでたし。

このコーヒーメーカーは、サーバーがガラス製で上部の全面が開いています。これがきれいに洗えなくて何を洗えるというのだというくらい洗いやすいサーバーです。ガラスなので割れる心配はありますが、私は清潔に扱えることを優先しました。

さらに、水タンクも取り外せます。サーバー同様に清潔に扱えることに加え、見えない私には肝心な水の注入時も使いやすいです。水タンクは、注入口が小さくてコーヒーメーカーの側で入れようとするとこぼして機械を痛める心配がありますが、取り外してシンクの側で入れればその心配がありません。

手順3:卵を小鍋に投入する

小鍋の水が沸騰するまでにコーヒーメーカーの準備を終えるのが目標。ここで小鍋に卵を投入です。すかさずAlexaに9分のタイマーをお願いします。

↓ Alexaにお願いしていること
便利だけど特別ではない!全盲の私のスマートスピーカーの使い方

卵は穴あきの小さいお玉で投入します。しばらくはそのお玉でクルクルと湯を回します。

私はお湯に塩や酢は入れていません。卵が割れたりむきにくかったりする率よりも、塩や酢をこぼす率のほうが高いからです。とほほ。

手順4:自家製冷凍パンをトースターに置く

卵をゆでている間にすることその1、パンをトースターに準備します。

オーブントースター

日立の「HTO-CF50」というトースターを使っています。操作ダイヤルが右ではなく下に並んでいるので、全体の幅がせまいところが気に入って購入しました。

ところが、そのことによって庫内の高さがせまくなってしまい、見えない私がパンを探ると上部に手の甲がふれてしまいやけどをします。菜箸もトースター特有のざらざらした焼き網につっかかって具合がよくありません。

次は庫内の大きさも購入の検討材料にしたいと思います。でも、熱源が近い文早く焼けるしおいしいのよね。この一長一短をどうするかが悩みどころです。

パンは、ホームベーカリーで焼いたものを厚めに切って、それをさらに半分に切った状態て冷凍してあります。これを毎朝一切れずつ食べています。この時点ではその自家製冷凍パンを焼き網にのせるだけ。トースターのスイッチを入れるころにはほどよく溶けているという塩梅です。

手順5:小鉢を出してフルーツを切る

卵をゆでている間にすることその2、フルーツを切ります。

包丁

愛用のペティーナイフです。

小ぶりでフルーツの皮むきが上手にできます。朝ごはんづくりにはこの大きさで十分。

フルーツはヨーグルトに合えばなんでもOK。一種類でも二種類でもその日の気分でザクザク切って小鉢に入れていきます。一番楽なのはバナナでしょうか。苺も楽ですね。キウイ、りんご、桃、大きいぶどう、オレンジ、グレープフルーツ、梨、柿などなど、季節のフルーツをパクパク食べています。

手順6:ゆで卵を冷水にとる

のろのろとフルーツを切っているとAlexaがタイマーのアラームを鳴らしてくれるころです。ゆであがった卵を冷水にとります。

手順7:自家製ヨーグルトをのせる

ゆで卵の粗熱をとりながらフルーツヨーグルトづくりに戻ります。

計量スプーン

計る、混ぜる、すくうとさまざまな用途に使える計量スプーンです。

無印良品 柄の長い計量スプーン・大

小鉢に入れたフルーツの上にヨーグルトをのせます。

ヨーグルトはヨーグルトメーカーでつくったものが牛乳パックのまま保存してあります。これを「柄の長い計量スプーン(大)」でえいっとすくってフルーツの上にのせます。大盛り一杯でいい感じです。

手順8:トースターとコーヒーメーカーのスイッチを入れる

できあがったフルーツヨーグルトの小鉢を一旦冷蔵庫に入れて、いよいよトースターとコーヒーメーカーのスイッチを入れます。

トースターはダイヤルなので、いつもの一ひねりというか角度というか、適当に勘でセットします。コーヒーメーカーのスイッチは、奥と手前にカチッとするタイプ。オンの側には凸の印があるのでその方向にカチッとします。

手順9:ゆで卵の殻をむいて盛りつける

水にとって粗熱がとれたゆで卵の殻をむきます。

何等分かにしたいところなのですが、見えなくなってからはゆで卵を切ると食べた気がしません。なぜかしら?丸のままかせいぜい2等分くらいにしています。

コーヒーは牛乳といっしょにマグカップへ。冷蔵庫に入れておいたフルーツヨーグルトを出して完成です。トーストにマーガリンと自家製ジャムをつけていただきまーす!

サイドメニューのバリエーション

ここまでは一番簡単なメニューです。もっと食べたい朝は次のとおり。

  • 卵の調理を変える→目玉焼き・プレーンオムレツ・スクランブルエッグなど
  • ハム・ベーコン・ソーセージ・サラダチキンをそえる
  • サラダをそえる→レタス・きゅうり・トマト・ポテトサラダ・温野菜など
  • パンの調理を変える→チーズトースト・フレンチトーストなど
  • スープをつくりおく→ポトフ・ポタージュなど

冷蔵庫にあるものを刻んでサラダにしたり、適当なものをパンにのせて焼いてみたり。

パンには何をのせて焼いてもいいけれどトースターに落としませんように。あとのお掃除が大変になりますから。

フレンチトーストをつくるときにはパンの大きさを小さくするといいです。調味液のしみ込みがよく、焼くときにもコロコロとうまくいきますよ。

おわりに

全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’の一番簡単朝ごはんでした。

本当に簡単ですねと思われただろうけれど、ちょっと野菜が足りないくらいで栄養素はまあまあ整っていると思うし、この簡単な作業が料理の基本になるのでバカにできません。

この朝ごはんが毎日手早くつくれて、おいしく食べられて、後片づけまで清潔にできたなら、見えなくても大抵のものは調理できるようになります。

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おわりっ!