【旅程】平安時代の一木造をめぐる奈良・京都の旅

全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’です。見える夫との仏像をめぐる旅第6弾は、平安時代の一木造をめぐる奈良・京都の旅です。実際におこなった2泊3日の旅程を紹介します。

平安時代の一木造とは、仏師定朝の寄木造が登場する前までの平安時代の仏像ということです。2024年の夏に東京国立博物館に神護寺の仏さまが大集合してくれましたので、神護寺はカットさせてもらい、それ以外の仏像をめぐってきました。

▼ 訪問先リスト ▼

  • 新薬師寺
  • 法華寺
  • 大安寺
  • 室生寺:金堂・五重塔(夫のみ)
  • 清凉寺:本堂・霊宝館
  • 同聚院
  • 醍醐寺:霊宝館

「平安時代の一木造をめぐる奈良・京都の旅」の旅程

私たち夫婦が実際におこなった2泊3日の旅程です。時間に余裕があったので、一部天平文化の仏像で見逃しているものや次の時代の橋渡しになる仏像にもお会いすることができました。

【1日目】奈良駅周辺

1日目は、平安最初期の仏像にお会いしてきました。時間に余裕があったので、天平文化に戻って大安寺にも寄りました。

\10時スタート!/

JR奈良駅 停留所
↓ 奈良交通バス 1系統(15分)
破石町 停留所
↓徒歩(15分)

●新薬師寺:薬師如来坐像・十二神将像(30分)

↓ 徒歩(15分)
破石町 停留所
↓ 奈良交通バス 1系統(10分)
近鉄奈良駅 停留所

近鉄奈良駅 停留所
↓ 奈良交通バス 14系統(14分)
法華寺 停留所
↓ 徒歩(3分)

●法華寺:十一面観音菩薩立像(30分)

↓ 徒歩(15分)
奈良市庁前 停留所
↓ 奈良交通バス 28系統(7分)
大安寺西口 停留所
↓ 徒歩(15分)

●大安寺
○新宝物殿:天平仏7体(30分)

↓ 徒歩(10分)
大安寺 停留所
↓ 奈良交通バス(4分)
JR奈良駅 停留所

\16時ゴール!/

▼ 一言メモ ▼

1日目はJR奈良駅を10時にスタート、同じくJR奈良駅に16時にゴールです。

新薬師寺も法華寺も大安寺も奈良駅から近いところに所在していますが、バスの路線で見るとまったくの別方向にあるので何度もバスの乗り降りをすることになりました。

バス運賃は前払いと後払いが混在していてなかなか難しかったです。奈良交通の「1-Day Pass」または翌日の室生寺訪問と合わせて「2-Day Pass」を利用すれば便利だったなとあとで気づきました。

【2日目】室生寺

2日目は、JR万葉まほろば線と近鉄大阪線と奈良交通バスを乗り継いではるばる訪れる室生寺です。

\10時スタート!/

JR奈良駅
↓ JR万葉まほろば線(30分)
桜井駅
↓ 近鉄大阪線(20分)
室生口大野駅

室生口大野 停留所
↓ 奈良交通バス 44系統(14分)
室生寺 停留所
↓ 徒歩(5分)

●室生寺
○金堂:釈迦如来立像(60分)
○五重塔(見える夫のみ)

↓ 徒歩(5分)
室生寺 停留所
↓ 奈良交通バス 44系統(14分)
室生口大野 停留所

室生口大野駅
↓ 近鉄大阪線(20分)
桜井駅
↓ JR万葉まほろば線(30分)
JR奈良駅

JR奈良駅
↓ JR奈良線みやこ路快速(45分)
京都駅

\16時半ゴール!/

▼ 一言メモ ▼

2日目はJR奈良駅を10時にスタート、京都駅に16時半にゴールです。

乗り物の所要時間を見ているとそんなに遠くない印象の室生寺ですが、乗り継ぎの時間待ちや室生口大野と室生寺間のバスの本数の少なさから、結局一日がかりになりました。

室生寺までのバス乗車中にスマホのアンテナが1本になったり、奈良駅周辺にはあんなにいらっしゃった外国人客が皆無になったりと非常に雰囲気のあるお寺です。余韻をとどめるためにも一日がかりでいいのかもしれません。

【3日目】京都市内

前日に京都に移動し、3日目は朝から京都市内のお寺をめぐりました。仏像をめぐる我々も遷都です。

\8時半スタート!/

京都駅
↓ JR嵯峨野線(20分)
嵯峨嵐山駅
↓ 徒歩(20分)

●清凉寺
○本堂:釈迦如来像(30分)
○霊宝館:阿弥陀三尊像(20分)

↓ 徒歩(20分)
嵯峨嵐山駅
↓ JR嵯峨野線(20分)
京都駅

京都駅
↓ JR奈良線(2分)
東福寺駅
↓ 徒歩(10分)

●同聚院:不動明王坐像(20分)

↓ 徒歩(10分)
東福寺駅
↓ JR奈良線(11分)
六地蔵駅

JR六地蔵 停留所
↓ 京阪バス 22(15分)
醍醐寺前 停留所

●醍醐寺
○霊宝館:薬師三尊像(30分)

醍醐寺前 停留所
↓ 京阪バス 京都醍醐寺ライン(30分)
京都駅八条口 停留所

\15時ゴール!/

▼ 一言メモ ▼

3日目は京都駅を8時半にスタート、同じく京都駅に15時にゴールです。

清凉寺、同聚院、醍醐寺とめぐりました。同聚院は東福寺駅から徒歩の一択ですが、清凉寺と醍醐寺は行き方の選択肢はたくさんあります。我々は早さを第一、歩かずに済むことを第二に考えて行き方を選びました。

訪問先の公式サイト一覧

おわりに

見える夫との仏像をめぐる旅第6弾、「平安時代の一木造をめぐる奈良・京都の旅」の旅程でした。

新薬師寺と大安寺以外は秋の特別公開期間を調べて訪れました。目的の仏像にお会いできるか心配しながら訪れたお寺もあったのですが、無事にすべての仏さまにお会いできて満足。

同聚院の不動明王坐像には次の春にお会いしたかったのですが、秋にしかお出ましくださらないとのこと。旅のストーリーとしては次なんだけど、一木造としては今回でもまあいいかあということにしてお会いしてきました。

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おわりっ!