【旅程】天平文化をめぐる奈良の旅

全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’です。

見える夫との仏像をめぐる旅第4弾は、天平文化をめぐる奈良の旅です。塑像、乾漆像、代用檀像とお会いする仏像のバリエーションは多めですが、みーんな奈良にまとまってくれていました。実際におこなった2泊3日の旅程を紹介します。

▼ 訪問先リスト ▼

  • 聖林寺
  • 興福寺:西金堂跡・国宝館
  • 東大寺:法華堂・東大寺ミュージアム・戒壇院戒壇堂・転害門
  • 薬師寺:金堂・大講堂・東僧坊・東塔
  • 唐招提寺:金堂・新宝蔵
  • 奈良国立博物館:なら仏像館・「生誕1250年記念特別展 空海 KŪKAI」
    • 東寺:講堂・金堂

「天平文化をめぐる奈良の旅」の旅程

私たち夫婦が実際におこなった2泊3日の旅程です。メインは1日目と2日目。奈良国立博物館の特別展が「空海」だったので、3日目は図らずも平安時代への橋渡しになりました。

【1日目】聖林寺と興福寺

聖林寺の木心乾漆像、十一面観音からスタート。興福寺・国宝館の十大弟子、八部衆像にもお会いしてきました。

\9時スタート!/

京都駅
↓近鉄京都線急行 橿原神宮前行(41分)
大和西大寺駅(降車不要・停車3分)
↓近鉄橿原線急行 橿原神宮前行(21分)
大和八木駅
↓近鉄大阪線急行 伊勢中川行(4分)
桜井駅
↓徒歩(40分)

●聖林寺(50分)

↓タクシー(10分)
桜井駅
↓近鉄大阪線急行 大阪上本町行(4分)
大和八木駅
↓近鉄橿原線急行 京都行(24分)
大和西大寺駅
↓近鉄奈良線 近鉄奈良行(5分)
近鉄奈良駅
↓徒歩(20分)

●興福寺
○西金堂跡
○国宝館(30分)

↓徒歩(20分)
近鉄奈良駅

\16時ゴール!/

▼ 一言メモ ▼

1日目は京都駅を9時にスタート、近鉄奈良駅に16時にゴールです。

桜井駅から聖林寺までの道のりをどうするかが問題です。私たちは行きは歩いて、帰りは雨が降ってきたのでタクシーにしました。バスが一番都合がよさそうですが本数が少なめ。バスとタクシーの組み合わせがいいと思います。

【2日目】東大寺と西の京

東大寺に行くのに大仏にはお会いしないおかしなコース。でも、お会いすべき仏像にはちゃんとお会いできます。

\9時スタート!/

近鉄奈良駅
↓徒歩(40分)

●東大寺
○法華堂(20分)
↓徒歩(10分)
○東大寺ミュージアム(30分)
↓徒歩(10分)
○戒壇院戒壇堂(15分)
↓徒歩(5分)
○転害門(10分)

手貝町バス停留所
↓奈良交通バス81(6分)
近鉄奈良駅
↓近鉄奈良線
大和西大寺駅
↓近鉄橿原線 橿原神宮前行
西ノ京駅
↓徒歩(10分)

●薬師寺
○東塔
○金堂(15分)
○大講堂(15分)
○東僧坊(10分)

↓徒歩(10分)

●唐招提寺
○金堂(10分)
○新宝蔵(20分)

唐招提寺東口停留所
↓奈良交通バス77(25分)
近鉄奈良駅

\16時ゴール!/

▼ 一言メモ ▼

2日目は近鉄奈良駅を9時にスタート、同じく近鉄奈良駅に16時にゴールです。

東大寺は東の端の法華堂から西の端の転害門まで東西に長く歩きました。私たちは、転害門近くの手貝町バス停留所から近鉄奈良駅までバスを利用し電車で西ノ京駅に向かいましたが、東大寺から薬師寺、または唐招提寺まで直接バスを利用したほうが便利だったかもしれません。帰りは唐招提寺東口停留所から近鉄奈良駅までバスを利用してみたところ、乗り換えなしで大変に楽でした。

薬師寺にはさわることができる模型が2つありました。一つは東僧坊というところにある金堂の薬師如来の台座のレプリカ、もう一つは大講堂にある2つの塔と金堂の模型です。台座の大きさや金堂の形がよくわかります。

【3日目】奈良国立博物館と東寺

2日間かけて天平文化の仏像を堪能してきた私たち。たまたま開催していた奈良国立博物館の特別展が「空海」だったので、そのまま平安時代に進むことにしました。特別展と空海ゆかりの東寺をあわせてめぐるコースです。

\9時半スタート!/

近鉄奈良駅
↓徒歩(25分)

●奈良国立博物館
○生誕1250年記念特別展 空海 KŪKAI
○なら仏像館

↓徒歩(25分)
近鉄奈良駅
↓近鉄京都線急行 京都行(50分)
京都駅
↓徒歩(20分)

●東寺
○講堂(30分)
○金堂

↓徒歩(20分)
京都駅

\16時ゴール!/

▼ 一言メモ ▼

3日目は近鉄奈良駅を9時半にスタート、京都駅に16時にゴールです。

3日間とも奈良公園付近を歩き回ったためだいぶ土地勘が出てきました。京都に移動してからも京都駅から東寺への往復は徒歩にしましたので、距離感や街の様子がつかめてよかったです。健脚でない場合はバスを細かく利用するといいと思います。

ならはくの特別展「空海」の音声ガイドはテンキーで操作するものでした。「5」に凸のあるスタンダードな形ですが、凸が小さくてわかりにくかったです。キーが独立していないせいか入力もしにくく、私はエラー続きでした。21話、それ以外に3つくらいのボーナストラックがあって、トータルで60分のガイドでした。

訪問先の公式サイト一覧

おわりに

見える夫との仏像をめぐる旅第4弾、「天平文化をめぐる奈良の旅」の旅程でした。

3日間とも14,000歩以上歩いています。バスやタクシーを使えば時間も体力も省エネできますが、距離感をつかみたい一心で歩いてみました。

足腰がしっかりしていないとこうして歩くことはできないのだという実感を抱くとともに、お寺やお堂のすぐそばまでタクシーが入り込めるようだという現実も目にしました。そう慌てなくても、そのときの体力や状況に応じて旅は楽しめるのかもしれませんね。

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