月額10,947円!見えない私が契約しているサブスクリプションの一覧

2026年1月9日 更新

全盲の視覚障害者「ぶちゃこま」です。

現在、見えない私が契約しているサブスクリプションの数は全部で9つ。読み書きに関するもののほかに、読書・動画・音楽・学習のためのサービスを契約しています。年額で131,360円、月額に直すと10,947円です。

サービス名年額備考
PC-Talker Neo Plus9,900円自費割引価格
Microsoft 365 Personal21,300円なし
Amazon Audible会員18,000円月額:1,500円
文藝春秋電子版10,800円なし
Prime Video5,900円Amazonプライム会費
NHKオンデマンド11,880円月額:990円
Amazon Music Unlimited9,800円Amazonプライム会員価格
スタディサプリ21,780円なし
ジャパンナレッジ パーソナル+R22,000円なし
合計131,360円月額換算:10,947円

※このページにはプロモーションが含まれています。

読み書きに関するもの

スマホやタブレットには読み上げ機能が標準で装備されているほか、無料のスクリーンリーダーソフトも存在するので、各種デバイスやパソコンの操作支援技術を無料で利用することは可能です。

私はこれまでの利用経験から、OSのアップグレードへの対応や読み書き操作の安定のために、「PC-Talker Neo Plus」と「Microsoft 365 Personal」の2つを有料で利用しています。

PC-Talker Neo Plus

「PC-Talker Neo Plus」は、高知システム開発が販売するスクリーンリーダーと音声ブラウザのセットです。これをパソコンにインストールすると、全盲でも操作が音声でできるようになります。

年額:9,900円(自費割引価格)

起動から終了までの操作案内、スクリーン上にあるテキストの読み上げ、インターネットのブラウジングが音声でできます。少しわかりにくいWindowsのスタート画面が「マイスタートメニュー」で置き換えられるところや「MyEdit」というテキストエディタ、「MyFile」というファイル管理ソフトが付属しているところも便利です。

2019年から「継続定額サービス」になりました。料金内でWindowsの大型アップグレードに対応してくれるので安心して使えます。また、2025年には「MyMail Neo」というメールソフトが標準装備され、より便利になりました。

Microsoft 365 Personal

「Microsoft 365 Personal」では、ExcelとOneDriveを愛用しています。

年額:21,300円

私は、「Excel」を表計算ではなくノートやメモ帳として使用しています。縦・横のマトリックスが記録を残すにも思考するにも便利だからです。使い方の参考になりそうなことを次の記事に書いています。

Excelで連用日記も!全盲の視覚障害者の「書くこと」に関する9つの方法

「OneDrive」は保存と共有に使っています。パソコンとスマホとタブレットの三つのデバイスでファイルを共有したり、家族やビジネス仲間とフォルダを共有したりしています。容量も十分です。

読書に関するサービス

読書は、AudibleのオーディオブックとKindle電子書籍、雑誌の電子版を音声で読み上げさせることによりおこなっています。専門書や研究レポートを読むには足りませんが、一般の文芸書やビジネス書、新書であれば、音声化のタイムラグを含めても特段の不満を感じたことはありません。

現在の私がサブスクリプション契約をしているサービスは、「Amazon Audible会員」と「文藝春秋電子版」の2つです。(Kindle電子書籍は、読み放題プランではなく書籍を単体で購入しています。)

Amazon Audible会員

「Amazon Audible会員」は、Audibleの聴き放題プランです。

月額:1,500円(年額:18,000円)

市販されるすべての書籍がAudibleで配信されるわけではなく、配信されるとしても紙の本やKindle電子書籍よりは遅れての発売になります。また、すべてのオーディオブックが聴き放題の対象になるとも限りません。

しかし、一冊の価格は高価です。Audibleでオーディオブックを月に一冊以上継続して読むようであれば、Audible会員への登録に損はないと思います。

↓ Audibleの聴き放題プランに登録したい人はこちら
Audible会員プラン登録ページ

Audibleで提供されるオーディオブックの朗読はとてもきれいです。聞き取りやすく、耳への負担が少なく感じられます。

声優や俳優による朗読の書籍もあり、その朗読を含めて作品という印象です。肉声ではなく、デジタルボイスという音声合成技術を使用して生成された朗読の書籍もありますが、こちらも非常になめらかな朗読です。

文藝春秋電子版

「文藝春秋電子版」は、ウェブブラウザで読む『月刊文藝春秋』です。

年額:10,800円

紙の雑誌には掲載される芥川賞受賞作が掲載されないなど、紙と電子版とでは収録内容にいくらか違いがあります。それでも、バックナンバーが読めたり、シリーズものや著者ごとに記事を追えたりするところは電子版ならではの優れた点だと思います。

音声で読める雑誌は数少ないので、『文藝春秋電子版』は貴重な存在です。Kindle版と聴き比べて、読みやすいほうを選んでみるのもいいと思います。

動画に関するサービス

動画視聴(我々視覚障害者は動画聴取)において、一番手軽なサービスは「TVer」だと思います。まずは無料のTVerを試してみて、それ以上に見たい、聴きたい意欲がある場合はほかのサービスを検討するといいと思います。TVerの聴取の様子は、次のタグにある記事に書きました。

TVer アーカイブ | 視覚障害者ダイアリー

私は「Prime Video(Amazonプライム会員)」と「NHKオンデマンド」の2つを有料で契約しています。

Prime Video(Amazonプライム会員)

「Amazonプライム会員」にはさまざまな特典があります。その一つである「Prime Video」の利用を目的に登録しました。

年額:5,900円

「Prime Video」で配信される映画やドラマに解説はありません。そこのところが残念ではありますが、上映を見逃した映画やドラマ、ライブ映像などが居ながらにして楽しめるところがありがたいです。

↓ Amazonプライム会員になりたい人はこちら
Amazonプライムのページ(Prime Video以外の特典も!)

「Prime Video」のアプリの操作に無理がなければ、さらに課金をすることでさまざまな動画配信サービスを利用することができます。私は、2025年2月から「NHKオンデマンド」を利用しています。

NHKオンデマンド

「NHKオンデマンド」は、NHKの番組の有料ネット配信サービスです。「NHKプラス」で配信が終了した番組や、NHKの映像資産から選ばれた番組が配信されます。

月額:990円

私は「Prime Video」で課金して利用しています。

本放送やNHKプラスで副音声(解説)があっても、「NHKオンデマンド」の配信になると副音声は流せません。そこのところが残念ではありますが、配信される番組の質、量ともに満足しています。

音楽に関するサービス

音楽配信サービスはたくさんあり、どれを利用しようかと迷いました。決済の簡便さと利用しているスマートスピーカー(Echoシリーズ)との連動性のよさから、私は「Amazon Music」を選ぶことにしました。

Amazon Music Unlimited

「Amazon Music Unlimited」は、Amazon Musicの聴き放題プランです。

年額:9,800円(Amazonプライム会員価格)

「Amazon Music Unlimited」に登録しなくても、Amazonプライム会員への登録で「Amazon Music Prime」は利用できます。詳しくは次の記事に書きました。

Primeで十分!?全盲の視覚障害者のAmazon Music攻略法

ですが、Amazon Music Unlimitedの無料キャンペーンで試してみたところ、制限なく聴けることの便利さを実感しました。なので、2024年12月から継続利用しています。

↓ Amazon Music Unlimitedに登録したい人はこちら
Amazon Music Unlimitedのページ

Amazon Musicは、部屋に設置してあるスマートスピーカー(Echoシリーズ)と連動してくれるところが便利です。Amazon Music Unlimitedに登録していれば、Alexaに声をかけるだけで大抵の楽曲が聴けます。スマートスピーカーについては次の記事に詳しく書きました。

便利だけど特別ではない!全盲の私のスマートスピーカーの使い方

さらに、2025年6月から、Amazon Music Unlimitedに登録していると、毎月1冊のオーディオブック(Audible)が聴けるというサービスが始まりました。Amazon Audible会員であっても聴き放題対象外になってしまう書籍があるのですが、このAmazon Music Unlimitedのサービスを利用するとそれらの書籍からも選ぶことができます。このサービスの体験記は次の記事に書きました。

Amazon Music Unlimitedで聴き放題対象外のAudibleが聴けた!

学習に関するサービス

歴史を学び直したいという趣味が高じて、「スタディサプリ」と「ジャパンナレッジ パーソナル+R」の2つを有料で契約しています。

学習に関するサービスは、多くの視覚障害者に有用な情報ではないかもしれません。しかし、私が見えなくなってからの二十数年を振り返ると、いい意味で隔世の感を禁じ得ない分野です。辞書・事典が読めること、予備校の講義が居ながらにして聴けることの幸せを、ここ数年は堪能しています。

スタディサプリ

「スタディサプリ」は、小学生から大学受験までの動画授業が視聴できるオンライン学習サービスです。現役の学習者だけではなく、学び直したい社会人も利用できます。

年額:21,780円

私は、iPad miniにアプリをインストールして動画を聴取し、PCの音声ブラウザで講座のテキストを読み、テキストエディタをノートにして学習しています。

授業動画の中の板書が見えなくて残念ですが、講師の解説とテキストを組み合わせて想像しています。それでもわからないときは、インターネットで調べたり別の書籍を読んだりして対応しています。

ジャパンナレッジ パーソナル+R

「ジャパンナレッジ」は、オンラインで検索できる辞書・事典サイトです。何十冊もの辞書や事典をオンライン上に所有することができます。

年額:22,000円

私は『国史大辞典』が読みたいので「+R」という上位プランを契約していますが、もう少し安いプランもあります。一部、音声では読めないコンテンツがありますので、メインで使いたい辞書・事典が読める状況にあるかの確認はしておくほうがいいと思います。

『日本国勢図会』や『世界国勢図会』といった統計資料、『現代用語の基礎知識』や『週刊エコノミスト』なども読めるので、調べものだけではなく読みものとしても楽しめます。

おわりに

全盲の視覚障害者「ぶちゃこま」が契約しているサブスクリプションの一覧でした。

2020年ごろから利用していた「Kindle Unlimited」の利用を、2025年末に解約しました。Kindleの操作に十分慣れたこと、読み放題のタイトルに読みたい本が含まれなくなってきたことが理由です。このように、そのときの自分の状況に合わせて利用を検討しています。

見えないので、見える人と同様にサービスを使えているかというとそうではありません。なんらかの制約が課される場合があります。そのうえで、私が金額分は使えているなと感じて利用しているサービスをまとめてみました。

おわりっ!