全盲が2024年にTVerで聴取した連続ドラマ

全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’です。

2022年放映の『サイレント』からTVerで連続ドラマの聴取をするようになりました。昨年(2023年)は45作、今年(2024年)はなんと60作ものドラマを聴取することができました。誰にお礼を言ったらいいのかな?私にドラマを届けてくださった人、どうもありがとう。

では、2024年に聴取した連続ドラマ60作を列記します。そのあとに『海のはじまり』を聴取して気づいた「解説放送版」への思いも書いたのでぜひ読んでください。

2024年にTVerで聴取した連続ドラマ60作

タイトルの前に「※」の印がついているドラマは「解説放送版」で聴取しました。回数のところに「②」とか「③」とかついているものは2回目、3回目の聴取ということです。

ドラマのタイトル放送年放送局主演回数
渡る世間は鬼ばかり 第6シリーズ2002年~2003年TBS誰?51回
アンナチュラル2018年TBS石原さとみ10回
とんび2013年TBS内野聖陽10回
家政婦のミタ2011年日本テレビ松嶋菜々子11回
渡る世間は鬼ばかり 第7シリーズ2004年~2005年TBS誰?51回
ハコビヤ2024年テレビ東京田辺誠一8回
春になったら2024年フジテレビ奈緒・木梨憲武11回
※君が心をくれたから2024年フジテレビ永野芽郁11回
※アイのない恋人たち2024年テレビ朝日福士蒼汰9回
1リットルの涙2005年フジテレビ沢尻エリカ11回
コード・ブルー 3rd season2017年フジテレビ山下智久10回
SUMMER NUDE2013年フジテレビ山下智久11回
白線流し1996年フジテレビ長瀬智也・酒井美紀11回
ランチの女王2002年フジテレビ竹内結子12回
素顔のままで1992年フジテレビ安田成美・中森明菜12回
渡る世間は鬼ばかり 第8シリーズ2006年~2007年TBS誰?50回
※恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜2021年日本テレビ杉咲花10回②
ピュア1996年フジテレビ和久井映見11回
コード・ブルー2008年フジテレビ山下智久11回②
お迎え渋谷くん2024年フジテレビ京本大我12回
※366日2024年フジテレビ広瀬アリス11回
男女7人夏物語1986年TBS明石家さんま・大竹しのぶ10回
※アンチヒーロー2024年TBS長谷川博己10回
6秒間の軌跡〜2番目の憂鬱2024年テレビ朝日高橋一生9回
アンメット ある脳外科医の日記2024年フジテレビ杉咲花11回
コード・ブルー 2nd season2010年フジテレビ山下智久11回②
渡る世間は鬼ばかり 第9シリーズ2008年~2009年TBS誰?49回
※9ボーダー2024年TBS川口春奈10回
東京タワー2024年テレビ朝日永瀬廉9回
渡る世間は鬼ばかり 第10シリーズ2010年~2011年TBS誰?47回
ブラックペアン2018年TBS二宮和也10回
男女7人秋物語1987年TBS明石家さんま・大竹しのぶ11回
※海のはじまり2024年フジテレビ目黒蓮13回②
コード・ブルー 3rd season2017年フジテレビ山下智久10回②
※スカイキャッスル2024年テレビ朝日松下奈緒9回
マウンテンドクター2024年フジテレビ杉野遥亮11回
※恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜2021年日本テレビ杉咲花10回③
いま、会いにゆきます2005年TBSミムラ・成宮寛貴10回
振り返れば奴がいる1993年フジテレビ織田裕二・石黒賢11回
十年愛1992年TBS田中美佐子・浜田雅功11回
踊る大捜査線1997年フジテレビ織田裕二11回
不毛地帯2009年フジテレビ唐沢寿明19回
ノーサイド・ゲーム2019年TBS大泉洋10回
※無能の鷹2024年テレビ朝日菜々緒8回
※ライオンの隠れ家2024年TBS柳楽優弥11回
青い鳥1997年TBS豊川悦司11回
放課後カルテ2024年日本テレビ松下洸平10回
私たちが恋する理由2024年テレビ朝日菊池風磨10回
義務と演技1996年TBS浅野ゆう子11回
運命の人2012年TBS本木雅弘10回
私の運命1994年TBS坂井真紀21回
3年B組金八先生 第1シリーズ1979年TBS武田鉄矢23回
ずっとあなたが好きだった1992年TBS賀来千香子13回
誰にも言えない1993年TBS賀来千香子12回
ダブル・キッチン1993年TBS山口智子・高嶋政伸11回
華麗なる一族2007年TBS木村拓哉10回
※海に眠るダイヤモンド2024年TBS神木隆之介10回
白い巨塔2003年フジテレビ唐沢寿明・江口洋介21回②
ビューティフルライフ2000年TBS木村拓哉・常盤貴子11回
いちばんすきな花2023年フジテレビ多部未華子ほか11回

『海のはじまり』を聴取して気づいた「解説放送版」への思い

私が2024年に連続ドラマを聴取した中で一番印象深かった作品は『海のはじまり』です。フジテレビの「月9」の枠で放映されました。本放送が終わるとすぐにTVerで配信されましたが、「解説放送版」は翌日の夕方を待たなければなりませんでした。つまり、見えない私にとっては「月9」ではなく「火4」になったということです。

私は『海のはじまり』が好きすぎて翌日の夕方を待つことができず、解説なしの放映を当日に聴いて、翌日に配信される「解説放送版」をまた聴くというリズムを繰り返しました。同じ放送回を2回ずつ聴いて2回ずつ泣いたというわけです。

そのおかげで気づいたことがあります。それは、解説がないと内容を取り違えることがあるという事実です。

このドラマに限ったことかもしれませんが、まったく台詞のないカットというものが存在するようです。そこには物語の筋に大切な要素が含まれていて、解説なしの聴取後と解説ありの聴取後で、同じ放送回を聴いているにもかかわらず、登場人物への思いがガラッと変わるという体験を幾度かしました。

2024年は60作もの連続ドラマを聴取しましたが、ほとんどの作品に「解説放送版」はありませんでした。ですから、いくつかは物語の筋を取り違えているかもしれません。

過去作のドラマなど、もともと解説がないものもあるし、多少、内容を取り違えていたとしても個人的な楽しみなのだからそんなに問題ではないような気もします。でもどうかなあ、どれくらいちゃんと知りたくてどれくらいちゃんと知っているべきなのだろう。

その結論は置いておくとして、とりあえず我々視覚障害者はオンタイムで配信される「解説放送版」を大切にしたほうがよさそうです。理由は次のとおり。

  • 再配信のときに「解説放送版」もいっしょに配信してもらえるとは限らない
  • オンタイムの「解説放送版」の聴取率は再配信率に影響するかもしれない

好きに任せてでないとこれだけ多くのドラマを聴取することは難しいけれど、どうせ時間を溶かして聴くのなら多少は社会貢献できるといい。というわけで、来年はオンタイム中心に「解説放送版」を気にしながら聴取したいと思います。

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