在職20年くらいになります。ずっと在宅でパソコンを使って仕事をしています。
仕事場はリビングの片隅を経て、現在は家の一室が与えられています。おしゃべりソフト以外はごくふつうのものを使っています。そんな仕事場の様子と仕事道具を一挙公開です。
目次
見えない私の仕事場
家の一室が私専用の仕事場です。
私の居場所
室内に以下の3か所の居場所があります。
- 2人掛けのベンチ
- イケアのポエングチェアキッズ
- ヨギボーMax
これらのどこかに腰掛けるか寝そべるかして仕事をしています。
備品の配置
室内の作り付けの棚がいわゆるデスクです。
デスクの上にキーボードと小箱が置いてあります。そして、デスクの足元にパソコン本体が設置してあります。パソコン本体は、半径1.5メートルくらいの半円内をどこへでも移動できますので、自分の居場所に合わせて移動させています。仕事をしないときは作り付けの棚の下に収納しています。
備品は以上。見えないのでモニターはありません。
見えない私の仕事道具
仕事場に常設している備品を含め、仕事に使う道具を説明してみます。
パソコン
パソコンがメインの仕事道具です。見えないからといって特別なものではなく、ふつうに販売されているデスクトップパソコンを使っています。
▽ 私が使っているパソコン ▽
2019年7月からの使用です。動きにもたつきがなければ4、5年くらい使います。
パソコンのソフトウエアやウェブサービス
パソコンにインストールしているソフトウエアや利用しているウェブサービスです。視覚障害者ならではのものもありますが、健常者と同じサービスも利用できるようになってきました。
- スクリーンリーダー:PC-Talker Neo
- 音声ブラウザ:NetReader Neo
- 音声エディタ:MyEdit
- メーラー:MyMailⅤ
- ファイル管理:MyFile
- 表計算:Excel
- メモ:GoogleKeep
- クラウドストレージ:OneDrive
仕事で使うもの、そして読み書きにかかわるものにとどめましたが結構たくさんありました。当方見えませんので、おしゃべりをしてくれないことにはどうにもなりません。パソコンに関しては「PC-Talker Neo Plus」というおしゃべりソフトを軸にして、その環境でサクサク動くソフトウエアやサービスを選んで使っています。
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キーボード
パソコンと同じくキーボードもふつうに販売されているものを使っています。見えないとすべてがキーボード操作なので消耗するのは早いけれど、その代わりにマウスは要りません。
▽ 私が使っているキーボード ▽
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このキーボード一つで3台のデバイスと接続可能です。左上のボタンを押すだけでそれぞれに切り替わります。また、キーボードの上端に溝があって、ここにiPadが立てかけられるところも気に入っています。
見えないとタッチタイピング以上にタッチと言いましょうか、手癖みたいなものがしつこくつきます。消耗して買い替えるたびにキーボードの特徴を覚えなおすのはつらいので、私は同じものを繰り返し購入するようにしています。
有線イヤホン
見えないのでおしゃべりが聞き取れないことにはしょうがなくて、有線イヤホンを愛用しています。私のパソコンではワイヤレスイヤホンやネックスピーカーは音声が遅延することがあるので、今のところはその心配のない有線イヤホンにしています。
▽ 私が使っている有線イヤホン ▽
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このイヤホンは色が多くて選び放題、しかも大変に安いのです。これを大量に買い置きしています。
持ち運んでいる帆布バッグ
帆布バッグは在宅ワークの私にとっての通勤バッグ。以下はその中身です。
- iPad mini
- iPhone
- 充電ケーブル
- ノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホン
- ハンドクリーム
私は、この帆布バッグを持って家中をうろうろしています。バッグは滞在する部屋の電源タップの下に置かれ、iPadやiPhone、Apple Watchの充電場所になります。
バッグで中身がほどよく保護されるから、蹴とばされても大丈夫。高いところから落ちることもないので安心です。
デスクの上の小箱
仕事場のところで登場したデスクの上に常設している小箱です。なんとゴディバのチョコレートの空き箱。以下はその中身です。
- アームバンド
- カードリーダー
- 目薬
- リップクリーム
- メジャー
- お札(千円札数枚)
上がパカッと開いて下が引き出しになっている箱です。パカッと開く蓋の質感と重さが大変に好み。毎日パカパカとやっています。
この小箱は、パソコンを使っていないときには有線イヤホンのコードの留め具にもなります。そして、引き出しがこれまた便利。二つ折りにしたお札がちょうどいい具合に入るので、なにかあったときの予備のお金としてしのばせています。
見えないのに目は疲れるし、年なので唇はカサカサしてくるし、集中力がなくて仕事に飽きたときにはあちこち計測してオンライン上のウインドウショッピングを楽しもうという魂胆でこれらを小箱に入れています。道具というよりは気分転換グッズです。
おわりに
全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’の仕事場と仕事道具でした。
ふつうのパソコンにふつうのイヤホンをくっつけてふつうのキーボードで仕事をしています。やりたかったわけではなくなんとなく始めることになった仕事なのだけど、20年も続けていることを思うと向いていたと認めざるを得ない……。ありがとうみなさん、おつかれさま自分。
おわりっ!