もう一生連用日記は書けないんだ!見えていたって連用日記なんか書いていなかったくせに、見えなくなった途端に意気消沈したのは誰でしょう。そうです、私です。
2025年を迎え、私の連用日記は5年目の半分くらいまで来ました。Excelを表計算に使わずメモ帳としか思っていない私のExcel活用法の第一は、連用日記であります。Excelは、連用日記のほかの用途にも活用しています。そして、「書くこと」全般を思い浮かべると、ExcelのほかにはテキストエディタとGoogleKeepを利用することが多いです。
このページには、見えない私の「書くこと」に関する方法をまとめています。使うツールは次の3つです。
- テキストエディタ
- Excel
- GoogleKeep
これら3つのツールの使い方を3つずつ、合わせて9つの方法を説明していきます。
目次
テキストエディタの使い方
全盲の視覚障害者の私が使っているテキストエディタは『MyEdit』というもの。これは「PC-Talker Neo Plus」というパソコンのおしゃべりソフトに付属しているテキストエディタです。
これをおもに次の3つの用途に使っています。
- 日々の活動記録と月末の振り返りノートとして
- ブログの下書きとして
- 学習用ノートとして
日々の活動記録と月末の振り返りノートとして
私の「書きたい」気持ちがいっぱいつまっている記録です。「日々の活動記録」と「月末の振り返りノート」を例に説明します。
日々の活動記録
まずは「日々の活動記録」です。たとえば「デイリーログ2025年01月」という名前のファイルをつくって記入していきます。記入内容は次のような感じです。
「日々の活動記録」の例
2025年1月某日(曜日)
0600
+目覚め
○佐藤直紀『海に眠るダイヤモンド・サントラ』
☆『具体と抽象』
0800
+起床
…いつもより遅い
+着替え
+洗面
+洗濯機オン
朝:ハムと卵とチーズトースト・金柑ジャムのヨーグルト・コーヒー
0900
+ごみの日ルーティン
+洗濯物干し
…曇っているので乾太くん
1000
*ニルギリのレモンティー・かもめの玉子ミニ
+デイリーログ
+連用日記
+ブログ執筆
…「書くこと」
こんなふうに書き綴り、一つのファイルに1か月文をまとめています。
自分のルールで「+」や「○」や「☆」などの記号をつけています。あとでその記号で検索をして引き出せるようにするためです。「…」のあとに特記したいことを書き添えることもあります。
月末の振り返りノート
次に「月末の振り返りノート」です。こちらも活動記録と同じように「月末ノート2024年」というファイルをつくって記入していきます。記入内容は次のような感じです。
「月末の振り返りノート」の例
2024年12月
【今月のよかったこと】
- はにわ展に行けた
- 眼科の定期受診が予約も含め問題なくできた
- ブログのリライトが大幅に進んだ
- クローゼットのハンガーが整った
- お菓子の空き缶が処分できた
- ネックレスとペンダントが買えた
- Apple Watchのバンドが買えた
【体の調子】
- 痛み:7日から胃痛→悪化はしないが現在も続く
- 体温:アイリスヒーターのおかげでいつもあたたかい→集中力もアップ
【心の調子】
【趣味】
【気づき】
こんなふうに月末に振り返って書き綴り、一つのファイルに1年分をまとめています。
1か月を記憶だけを頼りにまとめることは難しいので、後述する「連用日記」を読み返しながら振り返るようにしています。私は紹介した5つの項目(よかったこと・体・心・趣味・気づき)についてまとめていますが、一般的には「仕事」や「金融」などが並ぶものと思われます。
ブログの下書きとして
このブログの下書きもテキストエディタで書いています。
本当はアウトラインプロセッサのようなツールを使いたいところなのですが、うまく動くものを知りません。また、そのようなものを使うほど大した内容の文章を書くわけではないので、テキストエディタでふつうに上から下に書き綴っています。一つの記事を一つのファイルにして、その中で書いたりカットしたりペーストしたりを繰り返しています。
学習用ノートとして
これまでに紹介した活動記録や月末の振り返りノート、ブログの下書きなどでテキストエディタがもっともサクサク動くし慣れているというところがあって、必要なものはみんなテキストエディタで読み書きできるようにしています。
ウェブページにある情報もPDFで入手した情報もWordファイルも、私自身が読み書きを頻繁にするものについてはすべて「.txt」のファイルにしてテキストエディタで操作しています。その代表が学習用ノートです。
たとえば私は、PDFで提供される『スタディサプリ』のテキストの文章を、テキストエディタ上で読めるように編集して使っています。先生のテキストを自分の言葉で書き換えていくような感じです。
Excelの使い方
冒頭で紹介したとおり、私はExcelを表計算ソフトとしては使っていません。上下左右に区切られた高機能(?)メモ帳だと思っています。
これをおもに次の3つの用途に使っています。
- 無限連用日記として
- 要素を分けて考えるときに
- 都市をマッピングして地図帳に
無限連用日記として
Excelのシートを広げ、一列目の上から「1月1日」「1月2日」「1月3日」……というように、1セル1日分として365日文の日付をふっていきます。次に、一行目の左から「2020年」「2021年」「2022年」……というように、1セル1年分として日記を始めたい年から年代をふっていきます。これで連用日記の枠組みができます。
この連用日記の書き方を教えてくれた本があるので紹介します。Kindle Unlimitedの読み放題タイトルに含まれている本です。
あとは、日付と年の交わったセルにその日の日記を記入するだけ。記入内容は次のような感じです。
「連用日記」の例
曜日/はれ/G社訪問/Sさんからお野菜いただく
7時に起床。
①M社のレポートが書けた
②ブログのリライトができた・「サブスク」
③夫くんのベッドカバーが洗えた
④おもちつきの計画が整った
⑤寄せ鍋と肉巻きおにぎりがおいしかった
-軽い胃痛
22時に就寝。
☆『傲慢と善良』
◇『こころを読む』メディア⑫
◆『いちばんすきな花』最終話
♭つぶつぶいちごポッキー・日本酒1
先に紹介した「日々の活動記録」を読みながら、その日の夜か翌日の朝によかったことを中心に記入しています。こうしておくと、前年の同日の記録が左矢印キーを一回押すだけで読めるようになります。また、これくらいの量ならば1か月分をまとめて読むとしてもそれほど苦労はなく、先に紹介した「月末の振り返りノート」を書くときにも役立ちます。
要素を分けて考えるときに
Excelは思考を整理するときのメモにも使っています。
よく知られているものに「重要度×緊急度のマトリックス」があると思いますが、それの応用です。ビジネスでもプライベートでも、2つ以上の要素が登場したときにはExcelにその要素を書き出して考えています。
都市をマッピングして地図帳に
Excelの縦軸と横軸に経度と緯度を15度ずつに区切って枠をつくり、都市をマッピングしてみました。日本地図はあまりうまくいかないのですが、世界地図は結構いい調子です。
GoogleKeepの使い方
GoogleKeepは、PCとタブレットとスマホのどこからでも読み書きができて、家族や仲間と共有できる便利なツールです。
これをおもに次の3つの用途に使っています。
- 一般的なメモとして
- 家族や仲間との共有に
- ウェブニュースの記録として
一般的なメモとして
ちゃんと覚醒してお仕事モードのときはテキストエディタが最強です。でも、ヨギボーやベッドに横たわってだらだらしている時間も大変に長い。だらだらしているのにいろいろ思いつくという不思議な事態に遭遇したときにはGoogleKeepが便利です。
くだらないメモはそのまま放置しますが、たまに発生する大事なメモは、PCでGoogleKeepからテキストファイルに昇格させています。
家族や仲間との共有に
Googleアカウントがある者同士であれば、GoogleKeepのメモを共有することができます。このことを利用して、私は家族との連絡帳や仲間との掲示板として使っています。
家族とは「買い物リスト」を共有して便利に使っています。個人的にもっと便利なのは「洋服の色選び」を手伝ってもらえること。メールやLINEだとなんとなく恐縮してしまうところがあったけれど、GoogleKeepだと「貼っといたから時間があるときに見て」って気楽に頼めるようになりました。
仲間内で記事を共有したいときなどもいっしょ。グループLINEだと押しつけがましいけれど、GoogleKeepだと強制度が下がる感じがします。
ウェブニュースの記録として
個人的にはこの「ウェブニュースの記録」に使えるのが地味に役立っています。最初はあとで読む系のアプリ(webクリップアプリっていうのかな?)が使えなかったからGoogleKeepでいいやあと考えて試しに始めただけのこと。それが今はあとで読む系のメインツールになりました。
私は、RSSリーダーで気になるジャンルの記事をなんとなく追っています。その中でチェックしておきたい記事を、タブレットならば共有からGoogleKeepへ、PCブラウザならばタイトルとURLをコピーしてGoogleKeepへということを続けていました。
GoogleKeepは、ラベルをつけたり色をつけたり並べ替えられたりといろいろなことができます。でも、あまり込み入ったことはしないようにして、ただただ気になるニュースをクリップし続けていると……。あとでタイトルを読み返しただけでも見えてくることがあっておもしろいのです。
とくに手を入れなければ時系列で並びますので、自分の興味の移り変わりがわかったり、やけに多くクリップされているジャンルが自分の想定外だったり、新たな発見というか、自分が知らない自分がいるような感じがします。私はここから研究テーマ(?)を発掘しています。
おわりに
全盲の視覚障害者‘ぶちゃこま’の「書くこと」に関する9つの方法を紹介しました。
思いがけず大作になってしまったよ。長い間、読み書き研究にいそしんできただけのことはあります。最近は感じを忘れてきたので手書きがしたい。手書きが活字になって保存されたり、手書きの図が見やすく編集されたりするアプリが使えるとうれしいわ。
おわりっ!